【任天堂】コミック工房で本を作ろう
2017-01-10 08:40:24

■発端
 漫画が描ける3DSソフトウェア『コミック工房』。電子文具活用編や、学習の利用等の記事を通じて、中途の身体障害で、手書きが困難または、キーボードを打ちにくくなったときの代替として、生活の差別と質を向上させるのに役立った。
 漫画も含め、文書がたまると、綴じて本にすることは、自然に思い付く。ポータブルワープロ専用機が10万円を切り、普及に拍車をかけた30年前、ワープロを活用して自分だけの本を作ろうの書籍があったと聞く。ならば、コミック工房でも、書籍(文学作品)を作ることができる。台詞としての文字入れを文章にしてしまえば良い訳である。
 家庭用ビデオゲームは、家族やきょうだい、友だちで和気あいあいと楽しむ娯楽の一つである。コミック工房は、一人用ゲームソフトウェアと銘打っている。作成物を披露して他人数で楽しみもの。これを作成しながら楽しめないものか。その手段として、任天堂が用意した会員制掲示板(Miiverse)を活用することだった。

■高尚な遊び方として
 文章を掲示板に提示して、読み取り、自分なり絵に表現する『文章具現化計画』の短縮版を掲示板内に投稿し、趣旨に賛同した2人が絵を投稿した。ハンドルネームSABO様の投稿した挿し絵を採用することにした。採用後、具現化用に用意した、私が創作した物語から絵を描き、コミック工房に絵を取り込んで作った。

【絵】SABO様か描いた絵の中から。

 掲示板内で質疑しながら進めていき、一回分ごとに、絵をパソコンまたはアンドロイドスマートホンに保存した。Miiverseの手書き投稿の画像形式はPNGであり、コミック工房で扱うJPEGに変換が必要である。変換後、G-Mailのメールサービスを使い自分宛に送るなどして、New3DSブラウザから取り込み保存する。
 完成後、ソフトウェア開発元コラビエが用意している『工房ギャラリー』に投稿し反映されたら、出来映えを掲示板に投稿する。

【絵】作成した頁の例

 SABO様が描く絵は物語の世界に合致し、制作が進んだ。

■PDFファイルにして本作り
 作成した頁をまとめてPDFにする。
作成した作品をあげる。PDFは、3DSでは非対応であるが、パソコンやスマートホンを使っている人へ配布をするのに有効である。紙に印刷が省けるため、極めて安価で大量に配布することもできる。今回は、画像をまとめてPDFにソフトウェアを、VectorにWindows版のフリーソフトウェアを探し求め作成した。あっという間に完成する。
 紙を全く介さず本を作れる便利な環境になったと感じた。


■まとめ
 コミック工房で漫画やイラストが難しいから、ソフトウェア活用を諦めるはもったいない。文章と挿し絵を分担して、Miiverseを使い楽しむことができる。コミック工房は奥が深い。これからも活用法を考えたい。

続・オヒ!の殿堂3

平成28年12月12日号